「そもそも履歴書や職務経歴書の書き方に自信がありません。調べてみたけど、いろいろな書き方があってどのやり方がいいのかよく分かりません。そもそも自分が書いた内容でいいのか不安です。」
その悩み分かります。本記事でその悩みを解決していきます。
履歴書や職務経歴書が書けなくて普通です。転職の時にしか作らないので、人生の中でほぼ作る機会がありません。
初めての転職の方なら、新卒の時から履歴書を書いていないはずです。職務経歴書は学生の時は作らないので、初めて作ることになります。
なので、うまく書けなくても凹んだりする必要はありません。そして、履歴書や職務経歴書はテンプレがあれば、誰でもかんたんに作れます。
安心してください。今回はテンプレも用意しているので、それを参考にしてもらえればこれでささる履歴書・経歴書がすぐに出来上がってしまいます。
それはわかったけど、そもそもあなたが何者かよくわからないし、信用していいのか不安です。
わたしは、とある企業ではたらいているサラリーマンです。部長という肩書ではたらいています。このように悩めるビジネスマンに向けてブログで発信活動をしています。立場上、面接も年間通してそれなりに行う機会があり、人事・採用についても心得ています。
ヤバイ奴ではないので、安心していただければと思います。逆に面接官の立場から見て、どういったところに注意をしていけばいいのかを的確にお答えしていきますので、ぜひ参考にしてください。
では、さっそく解説していきます。
履歴書・経歴書は最強の面接アイテム
いい履歴書・経歴書を書くために、まずは選考書類の意味合いや面接官はどこを見ているのか考えていきましょう。
履歴書・経歴書の意味合い
この2つの書類は選考の必須アイテムです。面接官はここからこんなことを読み解いていきます。
- 履歴書は人物像を知るための書類
- 職務経歴書はスキルをみるための書類
あなたの人物像とスキル。相手にこれらを理解してもらうことが目的です。
「どんな人なのか?」「どんなことができるのか?」「うちで活躍できそうか?」などということを、学歴や職歴、資格などから読み解いていくので、とても大切な書類になります。
なので、これらの書類をしっかりと作り込んでおくことでとても有利に選考を進めていくことができるようになります。
転職サイトにレジュメあなたの経歴などを書く「レジュメ」という欄がありますよね。最近はレジュメで初期判断をすることも多いので、以前よりは履歴書・経歴書の意味合いは軽くなってきています。
ただ、最終面接の場面では、履歴書・経歴書が事前に役員や社長に回るので、ちゃんと仕上げておかなければならない重要な書類であることには間違いありません。
では、実際に面接官はどんなところを見て判断しているのでしょうか。
面接官はどこを見てる?
面接官はこんなところをみています。
- 学歴
- 職歴
- 自己PR
普通の回答ですみません。でも、ここであなたに興味を持ってもらえるかが最大のポイントになります。
履歴書を読んでから、職務経歴書を見ていく流れが多いので、まずは履歴書でいかに興味を持ってもらえるかがポイントになります。ここで興味を持ってもらえれば、職務経歴書を読んでもらうことができます。
正直、履歴書の内容が求めている人とズレていたら、職務経歴書を流し読みするか、最悪見ないということもあり得ます。
すごい残念な感じはしますが、それは仕方ない事です。
転職サイトのレジュメにも転用できる
転職サイトの「レジュメ欄」がありますが、そこに履歴書・経歴書の内容を転用できるので、しっかりと仕上げておく事は大切です。
先にレジュメをつくりがちですが、まずは履歴書・経歴書をしっかり作るところから始めることをおすすめします。
レジュメは表や資料を添付できないので、面接官からしても非常に読みづらいものです。ですので、うまくレジュメがまとめられていると、読んでもらいやすくなります。
分かりやすくまとめるためには、先に情報を完全に作り込んでおく必要があります。
完全な履歴書・経歴書
→ 重要なところだけをレジュメにまとめる
こういった流れで構築していくとうまくいきやすいです。
最近は、転職サイトのレジュメで初期判断して、書類選考をはさまず、いきなり面接というパターンも多いので、転職サイトの「レジュメ」の重要度は上がっています。しっかりと作り込んでいきましょう。
面接官にささる履歴書・経歴書の書き方
ここまで読んだあなたは、どのような履歴書や経歴書が面接官にささるのかわかってきたのではないでしょうか。
- 読みやすい
- 分かりやすい
- 的確に情報がまとまっている
これにつきます。相手も人間ですから、「読みにくい」「分かりにくい」のはかなりつらいです。
この記事も改行もなく文字ぎっしりにされたら読む気なくしませんか?
やはり、相手に読んでもらえるような工夫と気遣いをしていくことが大切です。
工夫って言われてもどうやって書いていけばいいかわからないよ
大丈夫です。ここでは具体的にテンプレを使って説明していきます。それを見ればいい履歴書・経歴書が必ず作れます。
ここで紹介する履歴書・経歴書は面接官視点のものなので、これを元に作っていけば絶対うまくいきます。
では、みていきましょう。
ささる履歴書の書き方【テンプレあり】
このような感じで作っておけば問題ないでしょう。
ささる履歴書を作るポイントはこちら。
- 証明写真は美肌プラスで撮る
- PCで作る (紙にもこだわれ)
- 職歴はくわしく書く
- 資格は無理しない
- 自己PRはしっかりと
- 連絡系の希望はしっかりと伝えておく
証明写真
これはマジで重要です。なのでここはしっかりと伝えておかなければなりません。
証明写真であなたの印象が大きく決まってしまいます。写真でいい印象を持ってもらうことで、内容も好意的にとってもらえるようになります。
人間はどんな人でも、見た目で印象を決めてしまう残念な生き物なので、そこは仕方なしです。
かわいい子やイケメンにいきなり悪い印象って持たないですよね。実はあとから性格悪いとか、浮気性だとかいうことがわかり残念な気持ちになったことってないですか?
それと同じです。
別に芸能人のようにイケメンや美女になる必要はありません。ただし、キレイに見せることにはこだわってください。
それだけで、3倍くらい履歴書の印象がよくなります。
おすすめは美肌プラスという証明写真機です。コンビニとかの横に置いてあったりします。ホームページをチェックして置いている場所を調べてみてください。
この写真機のいいところは、美肌にしてくれる機能がついているところです。
しみやほくろを消してくれます。そして、肌のトーンを明るくして明るい印象に変えてくれます。適度に盛ってくれるので、自然な仕上がりになります。
これはメンズにこそ試してほしいです。
肌がキレイなどの若々しい印象の人は、信用度が上がるといいうことは、科学的にも証明されており、注意しておきたいポイントになります。
PCで作る (紙にもこだわれ)
この令和の時代に手書きじゃなくてもいいです。それで落とす会社はかなり昭和的なので、逆に受けない方がいいくらいです。
めちゃくちゃ字がうまければ、手書きのメリットはあります。圧倒的にいい印象を与えられます。
ただ、そんな人あまりいないですよね。
クセの強い字や、雑い感じの字はけっこう印象悪いので、字に自信がなければ、無理せずPCで書いていきましょう。
PCで作るならフォントとフォントサイズに気をつかってください。フォントは「明朝体系」フォントサイズは「11 pt、12 pt」くらいがおすすめです。
おすすめフォントは「ヒラギノ明朝体」がおすすめです。行間が少し広めで読みやすいし、字体がキレイです。
「MS明朝体」は行間が狭いので、非常につまった感じで読みづらいので、おすすめしません。「ゴシック系」も文字が太く、読みづらいのでやめておきましょう。
紙は目の細かい上質紙を使用してください。安い紙はにじむので、目の細かいちょっと上質な白い紙を使用して印刷しましょう。
ここはケチらず紙にもこだわってください。
これだけでも、すごくいい履歴書になります。
職歴はくわしく書く
欄に余裕があるのなら、職歴は少しくわしく書いていると、わかりやすくていいですね。
まずは履歴書を読むので、そこである程度の事前情報があるのは面接官的にうれしいです。
特に下記の情報が書いてあると、とてもわかりやすいです。
- 企業規模 (従業員数)
- 簡単な職歴 (仕事の内容)
- 数字を入れて具体的に
どういった規模の会社で、どんなことをしてきたのかというのが、ひと目でわかるのはいい感じです。
書けるのなら、具体的な職務内容についても書いていくとなお良しです。ただ行数に限りがあるので、簡潔に書いてください。数字を交えて具体性を出すとよりわかりやすくなります。
資格は無理しない
資格は書けるものがあれば書いておけばOKです。応募資格に必須の資格がない場合以外は、特に重視はされません。
基本的には、資格のいらない仕事の方がほとんどなので、そこまで書くことないからと凹む必要なありません。
あとTOEICの低い点数とかは逆効果なので書かない方がいいです。450点とかだったら書かない方がマシですね。
自己PRはしっかりと
ここはしっかりと志望理由とアピールをしていきましょう。枠も限られているので短的にまとめてアピールしていきましょう。
細かいフォントサイズでみっちりいかれるとちょっと読む気が失せます。読みやすいように適度に改行を入れて、書いていきましょう。
そして、おさえておきたいポイントは3つ。
- 会社の魅力を交えつつ志望動機に絡める
- 自分の強みをアピール
- 今後の意気込みで締める
この順番に書けばスッと読んでもらえますし、間違いなく興味をもってもらえます。ここがうまくいけば、職務経歴書をくわしく読んでもらえるでしょう。
趣味などの情報は特に必要はないですね。
連絡系の希望はしっかり伝えておく
本人希望欄には、連絡を取る方法や時間帯を書いておきましょう。ここはお互いに円滑にやりとりをしていくのに大切です。
在職中の方は特に連絡可能時間をしっかり伝えておきましょう。
離職中の方も、「離職中のため終日電話に出られます」という旨は書いておけば、相手も安心して連絡ができるのでいいでしょう。他社の面接等で出られない可能性がある場合は、その旨も伝えておきましょう。
相手からの要望がない限りは、待遇や条件についてふれるのはやめておきましょう。受かる前からハードに条件を要望してくる人は敬遠されます。
参考になるサイト
マイナビ転職の履歴書の書き方は参考になります。履歴書のダウンロードもできるので、是非活用してください。
ささる職務経歴書の書き方【テンプレあり】
こんな感じで作っていきます。職務経歴書に関しては、職種や業種で書いていくことが大きく変わってきます。
ここでは、営業職の設定で作ったので、売り上げや成績についてアピールしていますが、研究職ならまた違ってきます。
売り上げよりも、どのような研究に携わったとか、こんな製品を作ったということが重要になるのではないでしょうか。
このように仕事によってアピールポイントは大きく変わります。そこはあなたの仕事内容に合わせてアピールポイントを考えてみてください。
といってもアピールポイントを考えるのってむずかしいですよね。これもマイナビ転職に職種ごとのポイントがまとめられています。
これは本当に役に立つので、ぜひ参考にしてください。職種ごとにかなり細かくまとめられているので、ブックマーク必須です。
ここでは、一般的な書き方とおさえておきたいポイントについて解説していきます。それを型にして、マイナビ転職で紹介されている職種ごとのアピールポイントを組み合わせてみてください。
おさえておきたいポイントはこちら。
- フォントとフォントサイズに注意
- 勤続情報は大切
- 職務要約は簡潔にまとめる
- 業務内容の表は数字も使って具体的に
- スキルはしっかりアピール
- 自己PRでがっつり功績などをアピール
フォントとフォントサイズに注意
これは履歴書と同じ。
「明朝体系」のフォントでフォントサイズは大きめの「11 pt or 12 pt」
相手の見やすさを考えて、適度に改行を入れながら書いていきましょう。
紙も上質なものを使ってくださいね。
勤続年数は大切
ここは意外と見られるポイントなので、ちゃんと書いておくといいです。何年勤めて、何をしてきたかというのが、パッと見てわかるようにしておきましょう。
職務要約は簡潔にまとめる
経歴書はフォームがなく自由なので、だらだらと書きがちです。だらだらと書くのはやめましょう。
相手が理解できなくなります。相手は、あなたの働いていた会社のことをよく知りません。細かいことをごちゃごちゃ書かれると、パニックになります。
書いておきたいポイントは2つ。
- どういった仕事なのか
- どんな功績を残してきたのか
これだけ書いておけば十分です。これであなたがどんな仕事をして、どう頑張ってきたのかが伝わります。
それが伝われば十分ではないでしょうか?
業務内容の表は数字も使って具体的に
ここは細かく書いていきましょう。
数字も使って具体性を出してアピールをしましょう。順位、売り上げ、部下の数など数字を使うとスケール感もわかりやすいので、よく伝わります。
文章より箇条書きで列挙していけばよりわかりやすくなります。
これの書き方も流儀がたくさんあるのですが、「逆編年体形式」がおすすめです。「逆編年体形式」とは、現在から過去に向かって書いていく形式です。
面接官は、あなたの働いてきた歴史よりも、「どんなことをしていたのか」「どんな実績を残してきたのか」を知りたいので、現在を最初に書く形式の方が、相手の求めている情報にフィットします。
スキルはしっかりアピール
ここは、細かく書いていきましょう。
Excel使えます
って言われてもよくわからないですよね。「関数は使えるの?」「どんな作業に使ってた?」とか聞きたくなってしまいます。
スキルは「どこまでの作業ができるのか」を細かく書いて相手に伝えるべきです。ここをしっかり書いておく方が、面接でもより具体的な話をしやすくなります。
ここはめんどくさがらず、しっかりと書いていきましょう。ここはあなたの能力をアピールできる熱い項目になります。
自己PRで功績などをがっつりアピール
ここで相手をたたみかけるようにがっつりアピールしてください。ただ、だらだら書くのは厳禁です。適度な分量で、簡潔にまとめていきましょう。
履歴書の志望動機と絡めて、肉付けをしていくイメージです。丸写しではなく、言葉を変えて、同じことを言っていけばいいです。
履歴書 時流に乗った提案
↓
経歴書 トレンドにもしっかり対応
みたいな感じです。むずかしいのですが、これができると履歴書と経歴書を飽きずに最後まで読んでもらうことができますし、一貫性がでます。
同じ言葉を使うと、コピペ感が出て少し稚拙な感じででてしまうので、そこは気をつけて、うまく言い回していきましょう。
書く順番はこのような感じ。
- あなたの功績 (数字を絡める)
- あなたの強み
- 今後意気込み
この流れで書けば、相手は理解しやすいです。
アピールすることに抵抗感があるかもしれませんが、ここでは恥ずかしがらずにしっかりとアピールしましょう。ここでアピールしなければ、相手の心にささりません。
すごい実績がなくてもいいんです。すごい実績の人なんて一部の特別な人なんで、あなたの中で頑張ったことやうまくいったことをしっかり伝えれば大丈夫です。
150人中20位でも十分すごいです。なので、あまりすごい結果とかにこだわらずに、あなたの自慢ポイントを探してみてください。
こういった話になると
そんな自慢できることなんてありません
とか言われるのですが、1つくらい絶対あります。
それは過小評価しすぎなので、よく考えてみましょう。自信を持ってください。
あと1つ、内容の整合性だけは気をつけてください。こういった内容を書いていると熱くなりすぎて、文章がチグハグになることがあります。時系列や履歴書や経歴書との内容にズレがないかをしっかりとチェックして、最後をきっちりとしめくくれるようにしましょう。
転職サイトのレジュメに転用しよう
ここまでポイントをおさえて書ければ、イケてる履歴書・経歴書になっているはずです。これらが完成したら、転職サイトのレジュメに転用しておきましょう。
きちんとまとめられたレジュメを登録しておくと、このようなメリットがあります。
- 相手の反応が良くなる
- スカウトが増える
これは間違いありません。
採用側はレジュメを見て判断しているので、レジュメがいい加減な人には反応しません。ちゃんと書いている人もたくさんいるので、確実に見劣りします。
転職を考えているのなら、とりあえずこの3つのサイトに登録して、レジュメも同時に登録しておきましょう。
この3つをおさえておけば、日本国内の求人のかなりの数をおさえられます。転職を成功させたいなら、登録必須の転職サイトです。
ささる履歴書・経歴書で転職を成功させよう
- ささる履歴書・経歴書は最強アイテム
- 証明写真は美肌プラスで盛る
- 見やすさは意識する
- 分かりやすくまとめる
- フォント、フォントサイズ、紙にもこだわる
- 転職サイトのレジュメにも転用する
ささる履歴書・経歴書はイメージできたでしょうか?
けっこう大変だなと思ったかもしれません。でも、これは就職を決める選考書類になるので、気合を入れて作っていきましょう。
実際に作ると少し時間がかかるでしょう。しかし、そこはあきらめず作り込んでください。
これらの書類は、書類選考だけでなく面接でも使われます。面接では、これらの内容を深堀りしていくことが多いので、この書類をしっかり作っておけば、だいたいの質問には答えられるようになります。
履歴書・経歴書をしっかり作り込むところから採用試験は始まっていると思って、頑張っていきましょう。
書類選考にあまり通らないな、応募しても面接に進めないなという方は転職サイトのレジュメが原因の場合が多いです。
しっかりレジュメにも履歴書や経歴書の内容を転用して、対策していきましょう。
そして、ささる履歴書と職務経歴書を作って、転職活動を有利に進めていきましょう。
面接官目線の選考書類の作り方はなかなか教えてもらえないので、役に立てば幸いです。
最後にあなたの転職活動がうまくいくことを願っています。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
本ブログでは、他にも転職記事がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてください。
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