もうすぐ2021年も終わりに近づき、新たな年を迎えようとしています。
2021年はコロナ禍の中、オリンピックや選挙、ワクチン接種など色々とあった年でした。
そこで今回は、2021年を振り返りつつ、2022年の転職の動向について、考えていきたいと思います。
今回も、求人のプロにインタビューを行いましたので、リアルな現状をお伝えしていきます。
いま転職をしている方やこれから転職を考えている方の参考になればと思っています。
さて本題ですが、2020、2021とコロナの影響で世の中が大きく変化し、採用活動についても大きく考え方や動きが変わりました。
正直、この2年余りは転職についてはなかなか厳しい状況でした。
- 求人の激減
- 失業者数の増加
- 倒産数の増加
求人は減ってるけど、求職者は増えてるという非常に厳しい状況で、なかなか仕事が見つからないという苦しい状況でした。
では、現状はどうでしょうか。
「求人数も以前の水準まで戻ってきており、企業も採用を積極的に行なっている状況」
景気も回復しつつあり、転職するには良い状況で、 これから転職を考えている方々にはとてもいいお話しです。
「ただ、企業側は採用に慎重な姿勢」
ということもあり、まだ企業側も様子をみながら採用活動を始めたという状況です。
まだ楽観視はできないですが、転職活動をしている方や転職を考えている方には、とてもいい話です。
そういったことを踏まえ、ではこれから転職動向がどうなっていくのか一緒に考えていきましょう。
2022年の転職動向の予想
当面は、いまのような企業の様子見の状況が続くと予想されます。
1回の求人を出すのに、4~6週などで出していくので、1~2回転はそのような状況で進むと思われます。
厳選採用の実態
では、厳選採用とはどのような状況なのか見ていきましょう。
- 条件厳しめ
- 書類選考厳しめ
- とりあえず面接がなくなった
条件厳しめ
これは、必須スキルや経験年数の設定をしっかりしてきていることが挙げられます。
・営業経験3年以上
・テレアポの経験
・マネジメント経験あり
このような感じのしっかりとした条件を提示する企業が増えています。
以前まで多かった未経験者歓迎は少なくなり、しっかり条件付けをして求人を出してきている企業が多くなっています。
そういう意味では、以前よりはキャリアチェンジはしにくい状況にはなっています。
キャリアチェンジをする場合は、長期戦は覚悟しておく必要はあるでしょう。
書類選考厳しめ
以前よりも書類選考の重要性が上がっていまう。
特に企業の応募時に提出するWEB履歴書でのアピールが重要になっています。
ここをしっかりと仕上げていないと一次選考でふるいにかけられてしまいます。
そして、内容が充実していても、求人条件が合わないと落とされてしまいます。
このような感じで、以前よりも書類でしっかりと判断するような傾向が最近は見られています。
とりあえず面接がなくなった
以前はとりあえずあってみるというスタイルが結構あったのですが、コロナの影響で気軽にきてもらえなくなったということが大きな原因として挙げられます。
会社に気軽にきてもらって、会社を見てもらうということが情勢的にしにくくなったこともあり、会って話をする機会をもらいにくくはなっています。
その分、書類選考が厳しくなり、厳選してきてもらう人を選ぶ傾向になっていると考えられます。
いかに書類であなたに会ってみないなと思わせられるか。
ここが、これからの転職活動では勝負になってきます。
その状況も段々と採用条件が緩和されていくと予想
まだ世の中がどうなるかわからないという現状では、企業が慎重姿勢なのは理解できます。
しかし、厳選求人ではやはり、大手や人気企業が優性になるのも事実です。
- 給与水準が高い
- 応募者数が多い
ネームバリューがある分、応募者数は多いですし、優秀な人材を集めやすいということは絶対的にあります。
中小企業から採用条件が緩和されていくと予想
現状は中小企業も慎重姿勢ですが、やはり大手や人気企業と張り合うのは大変なことです。
- 給与水準が低め
- 体制が整ってない所が多い
- ネームバリューがない
こういった事実もあるため、企業側がハードルを上げすぎると人がこないという問題に必ずぶち当たります。
中小企業では、成長企業も多いですし、人手が欲しいというニーズが段々と優先されていき、少しずつ条件も緩和されていくと予想されます。
そういう意味では、以前のように未経験でもポテンシャルのある人を採りたいという風に変わっていくでしょう。
厳しいのはミドル層
そういう意味では、ポテンシャル採用されやすい若手は転職の難易度はそこまで高くないと思われます。
ただし、30代後半~40代のミドル層は、給与もそれなりに出さないといけないという意味では、企業側の慎重姿勢は当面続くでしょう。
コロナによる経営へのダメージもありますし、思ってたんと違う人材は採りたくないのは自然な流れです。
そういう意味でも、これから転職を考えているミドル層は、今のところで勤めながら、慎重に転職活動を進める戦略の方がいいと言えます。
2022年の転職で差をつける方法
では、どのようにしていけばいいのか。
本記事がその悩みを解決します。
さっそく対策をみていきましょう。
履歴書・職務経歴書をしっかり作る
先ほどから何度も言っているように、厳選採用のいまは、より書類審査の重要性が上がってきています。
つまり、ここが1番重要です。
特に重要なところはここ。
- スキル
- 経験
- アピールポイント
いままで経験してきた仕事の中で得た、スキル、経験をしっかりとアピールしていく必要があります。
こういうことを何年経験してきて、こういうことが得意ですということをしっかりとアピールして、求人条件に合う人材ですよということがわかるように職務経歴書をしっかりと作っていきましょう。
本ブログでも以前より、履歴書と職務経歴書はしっかり作ろうということで、しっかりした応募書類の作り方の記事も紹介してきました。
きっと役に立つと思いますので、参考にしてみてください。
提出用
まずは、企業や転職エージェントに提出する書類を作っていきましょう。
スタンダードに履歴書と職務経歴書をしっかりと作りましょう。
転職サイトから作りがちなのですが、転職サイトは媒体によって書式や文字数が違うので、いまいちまとまりがなくなってしまいがちです。
あなたの学歴や職務経歴をしっかりと紙面の上で、整理して、あなたのスキルや経験をしっかりと棚卸していきましょう。
書き方がわからない方はこちらの記事を参考にしてみてください。
書き方をポイントを交えて解説しています。
WEB履歴書
提出用の書類ができたら、あとは転職サイトの書式に合わせて、転用していくだけ。
文字数制限などもあるので、オーバーする場合はそれに合わせて、編集していきましょう。
こうすることで、WEB履歴書と提出用書類の内容が一致するので、一貫した情報を相手に伝えることができます。
一貫性を出すことで、面接でも一貫したアピールをすることができ、面接官もスッと情報を受け取ることができます。
ここはとても重要な箇所になります。
なかなか書類審査を通過できない場合は、いまいちうまく伝えられていない可能性が考えられます。
書類審査通過率はいま10%くらいと言われているので、それを切るようでしたら、内容の見直しをした方がいいでしょう。
難しくて大変なのはわかります。
でも、書類審査なくして面接なしです。
ここはあきらめず試行錯誤しながら作り上げていきましょう。
WEB面接対策をする
書類審査に通るようになれば、次に対策していくことは面接対策です。
コロナ以降は特にWEB面接で行う企業が増えてきています。
- 遠方からきてもらう必要がない
- どんな人かをみることができる
雰囲気、話し方など書類ではわからないこともあるので、まずはどんな人か知るためにはWEB面接はもってこいです。
会話のしにくさなど、対面とは違った難しさはありますが、WEBだからこそのメリットもたくさんあります。
そこをしっかりと活かせるように対策して、周りとの差をつけていきましょう。
盛る
これらをしっかり意識して盛っていきましょう。
- 表情
- 照明
- 背景
やっぱり面接では印象はとても大切。
いい印象を与えられる努力は必要です。
WEB面接では、自分の表情もみることができますので、その表情を意識していきましょう。
まず、笑顔はしっかり作っていきましょう。
緊張しているのはわかりますが、硬い表情だと怖い人に見えてしまいます。
なかなかカメラ越しだと表情が伝わりにくいので、大げさくらいでもちょうどいいです。
自分の表情に意識しながら、話してみましょう。
そして、照明は明るくして、顔が暗く写らないようにしましょう。
背景は、ナチュラルにぼかしをいれるか、いけてる部屋ならそのまま写し込んでもいいと思います。
センスがいい部屋なら、その話で盛り上がったりして、印象をあげられたりもするので、プラスにできることはバンバン活かしていきましょう。
自己PR資料をみせる
だいたいスタンダードな面接だと、自己紹介から始まります。
その時に見せる説明用の資料を作るのはおすすめです。
パワーポイントなどで一枚にあなたの経歴や自己PRをまとめておいて、それらをもとに話していくのはおすすめです。
- しっかりとポイントを伝えられる
- ITリテラシーが高く見える
- 資料作りの技術を伝えられる
このようにメリットがいっぱい。
資料を画面に共有すれば、話す内容を覚えなくてもいいですし、緊張せずにしっかりと自己PRをすることができます。
そして、相手もあなたのことをしっかりと理解することができるので、いいことづくめです。
分かりやすくて、見やすい資料を見せることができれば、資料作成能力が高いという評価になりますし、ITツールを使いこなしてる感も出せます。
面接官からすると、ちゃんと準備してきた人という風に見えるので、マイナス評価になることはほぼほぼありません。
これはぜひやってみて欲しいポイントです。
具体的には下記のような構成がわかりやすいです。
自分の個性を出しつつアレンジしてみてください。
面接対策をする
最後はやっぱりオフラインが主流。
それはそうですよね。
会えるならオフラインであって話しておきたいというのが普通です。
合うか合わないかとか、雰囲気とか、オンラインでわからなかったところを見られます。
- 清潔感
- 身だしなみ
- 話し方
最後は、やっぱり人と人との生のコミュニケーション。
いい印象を与えられるように、上記のポイントを意識して臨んでいきましょう。
2022年転職で登録すべき転職サイトと転職エージェント
ここまで転職の動向と対策について、モリモリと解説してきました。
ここまで読んでくださったあなたはもう何をしないといけないのか、バッチリと理解してくださったはずです。
あとは、転職サイトに登録するだけで準備完了です。
最後におすすめの転職サイトと転職エージェントをご紹介していきます。
2022年転職で登録すべき転職サイト
本ブログでは、王道の3サイトの登録をおすすめしています。
この3サイトに登録しておけば、日本に出ている求人はがっつりキャッチできます。
大手や儲かっている企業は複数の媒体に求人を掲載している場合が多いですが、普通の企業は1つの媒体で広告を掲載するのが一般的。
そういう意味でも、複数媒体を登録しておくことであなたにぴったりの求人が見つかりやすくなるので、めんどくさがらずに登録していきましょう。
2022年転職で登録すべき転職エージェント
転職エージェントに関しては、面談もありますし、やりとりも大変になるので、この中から2つくらいをチョイスしてやっていくのがおすすめです。
リクナビ、マイナビは王道ですが、サポートはあっさりしている印象です。
ある程度エージェントさんとしっかりとやっていきたいのなら、dodaかパソナキャリアがおすすめ。
パソナキャリアは人材業界の老舗でありながら、かなりしっかりとしたサポートを展開しています。
通常30~60分の面談を、パソナキャリアは90~120分としっかりと面談をして、あなたの状況や経歴を把握して支援をしてもらうことができます。
サポート重視ならパソナキャリアはおすすめです。
そして、転職エージェントは合う・合わないもあるので、合わないと思ったら、遠慮せずに他の転職エージェントサービスを使っていくのがおすすめ。
エージェントさんとは、二人三脚でやっていくことになるので、納得してサービスを受けられるところを探してみてください。
ハイクラス転職をするならこのサイト
ある程度年収は確保していきたい、管理職を目指したいなどのハイクラスの転職を目指すなら、ハイクラス用の転職サイトや転職エージェントがおすすめ。
年収600万円以上を目指していくなら、ハイクラス用サービスを登録しておくことをおすすめします。
過去にハイクラス用の転職サービスについても、紹介しているので、参考にしてみてください。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。